冬のキャンプ場は空気が澄んでいて星空も綺麗ですが、どうしても寒さが心配ですよね。
そんなときに欲しくなるのが、テントの中でぬくぬくと過ごせる薪ストーブではないでしょうか。
実際に薪ストーブのレンタルがあるキャンプ場を探してみると、関東や関西などのエリアによって特徴が違ったり、種類やセット内容もさまざまで迷ってしまいます。
また、一酸化炭素中毒などの安全性や換気についても不安があるかもしれません。
この記事では、そんな冬キャンプ初心者の方に向けて、失敗しない選び方や楽しみ方を私なりの視点でご紹介します。
- 薪ストーブがレンタルできるキャンプ場のエリア別特徴がわかる
- 初心者でも安心して使えるセットプランや種類の選び方がわかる
- 一酸化炭素中毒などのリスクを回避する安全対策が理解できる
- レンタルがないキャンプ場でも薪ストーブを楽しむ裏技がわかる
薪ストーブのレンタルがあるキャンプ場の選び方

冬キャンプの醍醐味といえば、やはり薪ストーブの暖かさに包まれる時間ですよね。
でも、いざ自分で行こうと思うと「どこのキャンプ場なら借りられるの?」「どんな基準で選べばいいの?」と悩んでしまうことも多いはず。
ここでは、私が実際にリサーチして感じた、エリアごとの特徴や失敗しないプラン選びのコツをご紹介します。
関東エリアのレンタル対応キャンプ場
関東エリア、特に富士山周辺の山梨県や、標高の高い長野県といった地域は、冬キャンプの「聖地」として知られていますが、その環境は過酷です。
厳冬期には気温が氷点下10度を下回ることも珍しくありません。
そのため、このエリアのキャンプ場において、薪ストーブは単なる「おしゃれな演出」や「写真映えアイテム」ではなく、まさにキャンパーの命を守る「生命維持装置」としての側面が非常に強いと感じます。
このエリアの特徴として、キャンプ場のスタイルが「中級者向けのストーブ単体レンタル」と「高規格な体験セット」に二極化している点が挙げられます。
例えば、山梨県だと「花の森オートキャンピア」や、「富士ヶ嶺 おいしいキャンプ場」などは、比較的リーズナブルな価格(1日1,000円〜2,000円程度)でストーブ本体を貸し出してくれます。
これらは、「冬用のテントは持っているし、煙突ポート(穴)も付いているけれど、薪ストーブ本体を買うのはまだハードルが高い…」と考えている中級者以上のキャンパーには、非常にありがたい存在です。
自分の慣れ親しんだテントで、ストーブの設営や火入れの練習ができるわけですから、購入前のステップアップとして最適なんですよね。
一方で、都心からアクセスしやすい高規格なキャンプ場(例えば山中湖周辺など)では、近年流行している「テントサウナ」と薪ストーブを組み合わせたサービスが増えています。
中には「バレルサウナ無料」や「薪ストーブ付きグランピング」といった付加価値を競い合っている施設もあり、単に暖を取るだけでなく、エンターテインメントとしての冬キャンプ体験を提供しようという熱意を感じます。
週末の予約状況について 関東近郊、特に道志エリアや清里エリアの人気キャンプ場は、冬であっても週末の予約がすぐに埋まってしまいます。
薪ストーブのレンタル台数には限りがあることが多いので、キャンプ場の予約と同時にストーブの確保も忘れないようにしましょう。
以下に私が調べた範囲で薪ストーブのレンタルに対応していたキャンプ場をリストアップしておきます。
| 県名 | キャンプ場名 | レンタル料金 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| 群馬県 | 赤城山オートキャンプ場 | 時計型薪ストーブ: 1,500円/1泊 | http://autocamp-akagi.com |
| 群馬県 | 北軽井沢スウィートグラス | ティピ型: 1,650円/1日 時計型: 2,200円/1日 窓付き: 3,300円/1日 | https://sweetgrass.jp |
| 栃木県 | ACNオーキャン宝島 | テント用薪ストーブ(煙突込み): 4,000円/1日 | https://www.ocam.jp |
| 埼玉県 | 蓮田裏庭キャンプ場 | 無料貸し出しあり | https://www.hasuda-uraniwa-camp.com |
| 千葉県 | 昭和の森フォレストビレッジ | ホンマ時計型薪ストーブ: 4,000円/1日 | http://forestvillage.jp |
| 山梨県 | 富士ヶ嶺おいしいキャンプ場 | 薪ストーブ: 1,650円/1日 | https://oic-camp.com |
| 山梨県 | 花の森オートキャンピア | 薪ストーブ: 1,100円/1日 11月〜2月は無料! | http://www.hananomori.jp |
| 長野県 | ライジングフィールド軽井沢 | 薪ストーブ単品: 5,500円/1泊 | https://www.rising-field.com |
関西で薪ストーブが使える人気施設
関西エリアのキャンプ事情を調べてみると、関東とはまた違った面白さが見えてきます。
日本列島の多様な気候条件がそのまま反映されているようで、温暖な沿岸部と寒冷な山間部で、薪ストーブの楽しみ方が大きく異なるのです。
例えば、和歌山県の南紀エリアなどは、黒潮の影響で冬でも比較的温暖です。
ここでは、極寒の中で耐え忍ぶようなキャンプではなく、海沿いのコテージやキャビンでゆったりと薪ストーブを楽しむ「ソフトな冬キャンプ」が人気を集めています。
ガチガチの防寒装備がなくても、波音を聞きながら薪ストーブの揺らぐ炎を眺める時間は、まさに至福のひとときです。
一方、京都府や滋賀県の山間部(例えば「るり渓」周辺など)では、里山の豊かな自然を生かした「体験型」の施設が多く見られます。
ここでは、薪ストーブは単なる暖房器具としてだけでなく、石窯でのピザ焼き体験や、本格的なBBQ、そしてサウナ体験など、「火を用いたアクティビティ全体」の一部として位置づけられていることが多いのが特徴です。
こうした関西の施設は、薪ストーブ単体をテントにインストールして楽しむというよりは、建物(コテージやキャビン)にあらかじめ設置されているケースも目立ちます。
これなら、テントの設営や撤収の手間がなく、悪天候のリスクも避けられるため、小さなお子様連れのファミリーや、3世代での旅行、あるいは女性グループの冬旅にもぴったりかなと思います。
関西エリアは、ストーブ初心者にとって「入り口」となる選択肢が非常に豊富だと言えるでしょう。
以下に私が調べた範囲で薪ストーブのレンタルに対応していたキャンプ場をリストアップしておきます。
| 県名 | キャンプ場名 | レンタル料金 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| 兵庫県 | グランドーム神戸天空 | 薪ストーブセット(薪1束付き): 4,250円 追加用薪1束: 1,500円 | https://www.kobe-glamping.com |
| 京都府 | 芦見谷芸術の森 | 山小屋(モリアオガエルの小屋)に薪ストーブ常設 | http://odedeko-kyoto.blogo.jp |
| 三重県 | かぶとの森テラス | 薪ストーブ(薪1束付き): 1,500円/1泊 | http://kabutonomori.com |
初心者に最適なセットプランの選び方

もしあなたが「薪ストーブを一度も使ったことがない」「冬に対応できるコットン系のテントも持っていない」という状況なら、悪いことは言いません。
迷わず「フルサービス・体験パック型」のプランを選んでください。
なぜなら、既存のキャンプ場で「ストーブ単体」だけを借りるモデル(エントリー・アドオン型)は、想像以上にハードルが高いからです。
まず、自分が持っているテントに「煙突を通す穴」があるかどうかが問題になります。
一般的な安価なポリエステル製テントの場合、ストーブの熱で生地が溶けてしまったり、最悪の場合は火災につながったりするリスクがあるため、そもそもインストール(設置)自体ができません。
その点、例えば「9base」というキャンプサイトが提供している「薪ストーブ体験パック」であれば、薪ストーブの使用を前提とした「TC素材(ポリコットン) 」や「コットン素材」のテントがあらかじめ設営された状態で提供されます。
これなら、テントを焦がす心配もありませんし、複雑な煙突の固定や幕よけの処理に頭を悩ませる必要もありません。
| 比較項目 | 単体レンタル(エントリー型) | 体験パック(フルサービス型) |
|---|---|---|
| 価格目安 | 1日 1,500円〜 | 1泊 10,000円〜20,000円 |
| テント | 自分で用意(要・煙突穴) | 設営済み・専用テント込み |
| 快適装備 | なし(自分で準備) | 断熱マット・ラグ・COチェッカー等 |
| 対象 | 中級者以上 | 初心者・ファミリー・カップル |
さらに重要なのが、体験パックには「断熱マット」や「カーペット」が含まれていることが多いという点です。
冬キャンプにおいて、寒さは空気中からだけでなく、地面からも「底冷え」として容赦なく襲ってきます。
どれだけストーブで空気を暖めても、床が冷たければ快適には過ごせません。
こうした地味ながらも決定的なアイテムが標準装備されているかどうかで、その夜の快適度は天と地ほど変わります。
失敗のない初めての冬キャンプを成功させるために、この投資は決して高くありませんよ。
薪ストーブの種類による暖かさの違い

キャンプ場でレンタル品として提供されている薪ストーブの多くは、専門的な分類で言うと「輻射式(ふくしゃしき・Radiant Type)」と呼ばれるタイプが主流です。
これは、薪を燃やすことでストーブ本体の鉄板が高温になり、そこから放射される赤外線(輻射熱)によって、直接人体や周囲の壁面を暖める仕組みを持っています。
なぜこのタイプが多いのかというと、キャンプ用テントという空間の特性に合っているからです。
テントは住宅と違って壁が薄く、断熱性が低いため、空気を暖めて循環させる「対流式」のストーブでは、暖まった空気がすぐに冷やされてしまい、なかなか「暖かい」と実感できません。
それに対し、輻射式は焚き火に当たっている時のように、熱がダイレクトに肌に伝わってくるため、氷点下の環境でも確かな暖かさを感じることができるのです。
また、輻射式のストーブには、側面に耐熱ガラスの窓が付いているデザインが多く採用されています。
ここから揺らめく炎が見えることは、暖房効率以上の価値があります。
炎のゆらぎには癒やし効果があると言われていますし、何より「冬キャンプに来たんだ!」という気分を最高に盛り上げてくれますよね。
ただ、注意しなければことがあって、それはやけどに注意ということ。
輻射式の薪ストーブは、本体が数百℃という高温になります。
うっかり触れてしまえば、一瞬で重度の火傷を負ってしまいますし、化繊のダウンジャケットなどが触れれば瞬時に溶けてしまいます。
小さなお子様やペット連れの場合は、ストーブの周りを囲う「ハースゲート(ストーブガード) 」のレンタルがあるかを必ず確認し、なければ自作の柵を持ち込むなどの対策を徹底してください。
一酸化炭素中毒を防ぐ安全な使用方法

薪ストーブを使う上で、私たちが最も恐れなければならないのが「一酸化炭素(CO)中毒」です。
COは無色・無臭であるため、五感で感知することができず、「サイレントキラー」とも呼ばれています。
気づかないうちに頭痛や吐き気をもよおし、最悪の場合は意識を失って死に至ることもあります。
楽しく安全に過ごすために、以下の3つのポイントは絶対に守ってください。
まず第一に、「換気」の徹底です。
「せっかく暖めた空気を逃したくない」という気持ちはわかりますが、テントを完全に密閉するのは自殺行為です。
テント上部にあるベンチレーション(通気口)は常に開放し、定期的に入り口を開けて新鮮な空気を取り込んでください。
第二に、「一酸化炭素チェッカー」の設置です。
レンタルセットに含まれている場合も多いですが、ない場合は必ず自分で用意してください。
あと、設置場所も重要です。
一酸化炭素は空気とほぼ同じ重さですが、ストーブの熱による上昇気流に乗って上部に溜まりやすい性質があります。
そのため、床に置くのではなく、座った時の顔の高さや、テントの上部付近に吊るすのが効果的です。
消費者庁も、テント内での燃焼器具の使用について、屋内と同等以上の危険性があるとして強く注意喚起を行っています。(出典:消費者庁『停電時の発電機によるCO中毒や、復旧後の通電火災に注意!』)
そして第三に、「バックドラフト(煙の逆流)」への対策です。
特に使い始め、煙突やストーブ本体が冷え切っている状態では、上昇気流(ドラフト効果)が生まれにくく、煙がテント内に逆流して充満してしまうことがあります。
これを防ぐためのテクニックとして「予熱」があります。いきなり薪に火をつけるのではなく、まずはバーナーの炎などで煙突内部の空気を少し温めてあげてください。
これにより上昇気流の道ができ、スムーズに排気が行われるようになります。
薪ストーブのレンタルがないキャンプ場ではどうしたらよいか

「どうしても行きたい絶景のキャンプ場があるけれど、そこには薪ストーブのレンタルがない…」「レンタルはあるけれど、自分が使ってみたい機種とは違う…」冬キャンプの計画を立てていると、そんな壁にぶつかることもあるかと思います。
でも、そこで諦める必要はありません。
外部のアウトドア用品レンタルサービスを利用して持ち込むという解決策があるからです。
外部サービスなら好みの機種を指名借り

キャンプ場現地でのレンタルは、手軽で便利ですが、どうしてもその施設が保有している特定の機種やブランドに限られてしまいます。
「もっとおしゃれなストーブがいい」「あの有名なテントを試してみたい」と思っても、選択肢がないのが現状です。
しかし、ネットで注文できるアウトドア専門のレンタルサービス(例えば「hinataレンタル」や「TENTAL」など)を利用すれば、世界中の豊富なラインナップから、自分の好みにドンピシャのギアを選ぶことができます。
例えば、北欧の憧れブランド「ノルディスク」のコットンテントと薪ストーブのセットや、キャンパーの間で評価の高い「G-Stove」や「Winnerwell」といった特定のメーカーのストーブを「指名借り」できるのが最大の魅力です。
自分好みのスタイルでサイトをコーディネートできれば、写真映えも抜群ですし、何より「自分の理想のキャンプ」を実現できたという満足感が違います。
hinataレンタルについては別記事で詳細をまとめているのでこちらも参考にしてみてください。

購入前に人気ブランドを安く試す
薪ストーブの導入を本気で考えている方にとっても、レンタルは最強の味方になります。正直なところ、薪ストーブは決して安い買い物ではありません。
本体だけで数万円、人気ブランドのハイエンドモデルなら10万円を超えることも珍しくありません。
さらに、それに耐えうるスペックのテントや、周辺アクセサリーまで揃えると、初期投資はかなりの額になります。
「高かったのに、実際に使ってみたら暖かくなかった」「重すぎて運ぶのが辛く、結局使わなくなった」…そんな悲しい失敗は絶対に避けたいですよね。
だからこそ、購入前に一度レンタルで試してみることを強くおすすめします。
実際にフィールドで使ってみることで、「ガラス窓の煤け具合はどうか」「薪の消費量はどのくらいか」「組み立てや撤収の手間は許容範囲か」といった、カタログスペックでは分からないリアルな使い勝手を体感できます。
数千円〜1万円程度のレンタル料で、数万円の買い物での失敗リスクを回避できると考えれば、これほどコストパフォーマンスの良い投資はありません。
まさに「購入前の実地テスト」として活用してみてください。
使用後の面倒な掃除やメンテナンスが不要

個人的にはこれがレンタルの最大のメリットであり、もっと評価されるべきポイントだと思うのがコレ。
薪ストーブを使ったことがある方なら分かると思いますが、使用後の「後片付け」は想像以上に大変です。
一晩燃やし続けたストーブの中には、大量の灰と煤(すす)が溜まります。
特に、水分を含んだ薪を使ってしまった場合などは、タール状のベタベタした汚れが煙突や本体にびっしりと付着します。
氷点下の寒空の下、手や服を真っ黒にしながらこれらを掃除し、車に積める状態にするのは、修行のような辛さがあります。
さらに、家に帰ってからも問題は続きます。
煤の匂いが染み付いたストーブを、どこに保管するのか。
都市部のマンション居住者にとって、このスペースの確保と匂いの管理は切実な課題です。
しかし、多くのレンタルサービスでは、「現地で使って、多少汚れたままでも返却OK」というルールになっています(もちろん、最低限の灰の処理などは必要ですが)。
メンテナンスや本格的なクリーニングは業者が行ってくれるため、ユーザーは「おいしいところ(暖かさと癒やし) 」だけを享受し、最も面倒な「汚れ仕事」をアウトソースできるのです。
この物理的・精神的な身軽さは、一度味わうとやみつきになりますよ。
冬キャンプの荷物を減らす配送利用

冬キャンプは、夏に比べて荷物が圧倒的に増えます。
分厚いダウンジャケット、極厚の寝袋(シュラフ)、底冷え対策のマット、そして灯油ストーブなどの暖房器具…。
ステーションワゴンやミニバンに乗っていても、積載スペースはパンパンになりがちです。
そこにさらに、大きくて重い薪ストーブ一式を載せる余裕なんてない!という方も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ、レンタルサービスの「配送機能」を活用しましょう。
多くのサービスでは、自宅ではなくキャンプ場へ直接ギアを届けてくれる(直送)オプションを用意しています。
重たくてかさばるストーブや冬用テントを現地に送ってしまえば、行き帰りの車内は驚くほど広くなります。
これは単に快適というだけでなく、安全面でもメリットがあります。
特に雪道を運転する場合、車の重量が重すぎると制動距離が伸びたり、スタックしやすくなったりするリスクがあります。
荷物を減らして身軽に動けることは、冬のドライブにおける安全マージンを確保することにも繋がるのです。
薪ストーブレンタルでキャンプ場を満喫しよう
ここまで、薪ストーブレンタルの選び方や活用術についてお話ししてきました。
最後にここまでの内容を箇条書きでまとめます。
- 冬キャンプは寒さを耐え忍ぶものから、薪ストーブで快適に過ごすレジャーへと変化している。
- 関東・甲信越エリアでは寒さが厳しいため、薪ストーブは演出ではなく「生命維持装置」としての側面が強い。
- 関西エリアは温暖なコテージ泊や里山の体験型施設など、気候に合わせた多様なスタイルが存在する。
- 初心者はストーブ単体ではなく、専用テントや安全装備が含まれる「体験パック」を選ぶのが鉄則である。
- 体験パックには、底冷えを防ぐための断熱マットやラグが含まれており、快適性が大きく異なる。
- レンタル品の主流である「輻射式」ストーブは、体を直接温める効果が高いが、火傷対策としてガードが必須である。
- 一酸化炭素中毒(サイレントキラー)を防ぐため、常時換気とチェッカーの適切な位置(顔の高さ)への設置を行う。
- 使い始めの煙の逆流(バックドラフト)を防ぐには、着火前に煙突内部を温める「予熱」というテクニックが有効である。
- 行きたいキャンプ場にレンタルがない場合、外部のアウトドア用品レンタルサービスを利用して持ち込む解決策がある。
- 外部サービスを利用すれば、キャンプ場の在庫に依存せず、憧れのブランドや特定機種を指名して借りることができる。
- 高額な薪ストーブや冬用テントを購入する前の「実地テスト」としてレンタルを活用し、買い物の失敗を防げる。
- レンタル最大のメリットは、使用後の大変な「煤(すす)掃除」やメンテナンスの手間から解放されることである。
- 配送サービスを活用してキャンプ場へ直送すれば、荷物が多くなりがちな冬キャンプの積載問題を解決できる。
- 既存のテントでストーブを使うには、素材(TC・コットン)や煙突穴の有無など専門的な知識が必要になる。
- 適切なレンタルプランを選ぶことで、初心者でも安全かつ優雅に薪ストーブのあるキャンプが体験できる。
かつて冬のキャンプといえば、寒さに耐えながら自然の厳しさを味わう「修行」のような側面がありましたが、今は違います。
薪ストーブという強力なギアを手に入れることで、冬キャンプはある程度快適な環境で自然を楽しむことができるレジャーへと進化しました。
キャンプ場が用意しているセットプランを利用して、手ぶらで豪華なグランピング体験をするのも良いでしょう。
あるいは、外部のレンタルサービスを駆使して、憧れのギアに囲まれた自分だけの秘密基地を作り上げるのも素敵です。
薪ストーブの窓から見える炎の揺らぎ、テントの中に広がる優しい暖かさ、そしてストーブの上でコトコト煮込む温かい料理。
これらは、冬にしか味わえない特別な体験です。
ぜひ、ご自身のスタイルや経験値に合わせて最適なレンタル方法を選び、この冬こそ「薪ストーブのある暮らし」をフィールドで体感してみてください。
きっと、寒さが待ち遠しくなるような、新しいキャンプの扉が開くはずです。

