旅行や帰省の際、子ども連れの移動は荷物が多くなりがちです。
我が家にもちびっ子がいるので迷うことがありますが、特に小さなお子様がいるご家庭では、ベビーカーを使うかどうか迷うことも多いですよね。
そんな中、ベビーカーになるスーツケースのレンタルサービスが注目されています。
SNSなどで話題のキッズトラベルは、ベビーカーのように子供を乗せて移動できる便利なアイテムです。
しかし、子どもが乗れるスーツケースは危ないのではないかという不安や、子供を乗せるスーツケースとして何キロまで耐えられるのか、といった疑問を持つ方も多いはずです。
この記事では、子どもが乗れるキャリーケースのおすすめレンタルサービスから、安全性、機内持ち込みの可否まで、レンタルを検討している方に向けた情報をまとめてみました。
- 子どもが乗れるスーツケースの種類と安全性
- 専用品と「後付け品」の決定的な違い
- おすすめのレンタルサービスと主要モデル
- 機内持ち込みや耐荷重などの実用知識
ベビーカーになるスーツケースをレンタルする前に知っておきたいこと

- 子供が乗れるスーツケースとは
- キッズトラベルはベビーカー代わりになるのか
- 子供が乗れるスーツケースは危ないのか
- スーツケースに子供を乗せる後付け品は危険
- 安全なスーツケースの選び方
- 子供が乗れるスーツケースの耐荷重は何キロまでか
子供が乗れるスーツケースとは

子供が乗れるスーツケースとは、その名の通り、移動中に子供が座ったり、またがったりできる機能を備えたスーツケースのことです。
一見すると通常のスーツケースですが、子供が安全に乗れるように様々な工夫が施されています。
これらは、旅行や帰省時の長い空港ターミナルの移動などで、子供が歩き疲れてぐずってしまった際の「ベビーカー代わり」として非常に役立ちます。
子供にとっては乗り物感覚で移動を楽しめるため、移動のストレスが軽減される点も大きなメリットです。
子供が乗れるスーツケースには、主に2つのタイプがあります。
1. ライドオンタイプ

2. シンプルタイプ(チェア一体型)

一見すると通常のスーツケースですが、座面や足掛けが装備されており、椅子のように座れるタイプです。
ライドオンタイプに比べてデザインがシックなものが多く、少し年齢が上がった子供でも使いやすいメリットがあります。
キッズトラベルはベビーカー代わりになるのか

結論から言うと、「キッズトラベル」などの乗れるスーツケースは、特定の条件下ではベビーカー代わりとして非常に優秀ですが、ベビーカーと全く同じ使い方はできません。
最大のメリットは、スーツケースと移動手段が一体化することで、荷物が一つ減る点にあります。
特に空港のチェックインカウンターから搭乗ゲートまでの平坦で長い距離や、新幹線のホームでの待ち時間などでは、ベビーカーのように子供を乗せてスムーズに移動できます。
一方で、デメリットも存在します。
まず、多くの商品は凸凹の多いアスファルトや公道での使用を想定していません。
あくまで屋内や整備された路面での使用が前提となっているので公道での使用は非推奨となっています。
次に操作性についてですが、ベビーカーのように小回りが利く設計にはなっておらず、押して進むのではなく大人が「引く」ことを前提とした仕様となっています。
さらに、安全性に関して、ベビーカーほどの深いシートや日よけはなく、常に大人がハンドルを握り、子どもから目を離さないことが必須です。
このように、キッズトラベルを初めとする子どもが乗れるスーツケースは、あくまでも荷物を運ぶのがメインであり、子ども乗せて移動する機能は「補助的」なものと理解するのが適切です。
旅行先でベビーカーとして街中を散策するような使い方には向いていません。
子供が乗れるスーツケースは危ないのか

「子供をスーツケースに乗せる」と聞くと、転倒や破損のリスクを心配する方も多いでしょう。
この安全性については、「乗ることを想定していないスーツケース」と「専用設計のスーツケース」とでは全く異なります。
言うまでもありませんが、通常のスーツケースに子どもを座らせる行為は絶対にやめてください。
通常のスーツケースは重心が高く設計されていて不安定なため、子どもを乗せると転倒して重大な事故につながる恐れがあるからです。
一方、「キッズトラベル」や「ノリッコ」といった専用設計品は、以下のポイントに配慮して子供が乗ることを前提に作られています。
- 子供がまたがりやすい形状で重心を低く設計
- 安全ベルトやハンドル、足置きの設置
- 子供の体重と荷物の重量に耐えうる頑丈な構造
- 耐久テスト(走行、落下、衝撃など)の実施
このように、メーカー側で安全性を高めるための様々な工夫がされています。
そのため、取扱説明書の通りの正しい使い方を守れば、それなりの安全性は担保されていると言えます。
ただし、専用品であっても使用中の注意は不可欠です。
子供を乗せている時は絶対に目を離さず、坂道やエスカレーター、段差のある場所では使用しないなど、大人が安全を管理することが大前提となります。
スーツケースに子供を乗せる後付け品は危険

スーツケース本体を買い替えるのではなく、今持っているスーツケースに取り付ける「後付けの椅子」や「ベルト」といった商品も存在します。
これらは安価で手軽に見えますが、安全性の観点からは推奨できません。
後付け品には、以下のようなリスクが指摘されているからです。
- 安定性の欠如
専用設計ではないため、スーツケースの重心バランスが崩れやすくなります。レビューなどでも「支えていないと倒れる」といった声が見られます。 - スーツケース本体の破損
通常のスーツケースは、子供の体重が一点にかかることを想定して設計されていません。キャスターや本体が重さに耐えきれず、移動中に破損する危険があります。 - 固定の甘さ
ベルトやフックでの固定が緩むと、子供が椅子ごと落下する可能性があります。
口コミの中には「一度の使用でスーツケースの車輪が壊れた」「子供が座り心地を嫌がった」というものもあり、「安物買いの銭失い」になるだけでなく、子供を危険に晒すことにもなりかねません。
荷物運びが楽になる代わりに子どもが危険に晒されるなんて、そんなことはあってはならないのです。
大切な子供の安全を守るためにも、後付け品の使用は避け、必ず「子供が乗ること」を専用に設計された製品を選ぶようにしてください。
安全なスーツケースの選び方

子供が乗れるスーツケースを選ぶ(またはレンタルする)際には、デザインや容量だけでなく、安全機能のチェックが最も重要です。
以下のポイントを確認しましょう。
- 安全ベルトやハンドルがあるか子供の体が安定し、急な動きや揺れによる転落を防ぐために、安全ベルトは必須です。
また、子供が自分で掴めるハンドルや、足を置けるフットレストがあると、より安定感が増します。 - タイヤストッパー(ブレーキ機能)があるか電車の中や坂道などで、スーツケースが不意に動き出すのを防ぐタイヤストッパー機能は非常に重要です。
ワンタッチでロックできるかどうかも確認しましょう。 - 耐久テストや認定を受けているかメーカーが走行テストや耐久テストを公表している製品は信頼性が高いです。
また、ABS樹脂やポリカーボネートなど、衝撃に強く頑丈な素材が使われているかもポイントになります。
これらの安全装備が整っている製品を選ぶことで、安心して使用することができます。
子供が乗れるスーツケースの耐荷重は何キロまでか

子供が乗れるスーツケースには、モデルごとに「耐荷重」が定められています。
この耐荷重は非常に重要で、必ず守るようにしてください。
注意点として、この耐荷重は「子供の体重」のみを指す場合と、「子供の体重+中の荷物の重量」の合計を指す場合があるため、レンタル時や購入時には必ず仕様を確認しましょう。
たとえば、「キッズトラベル」の公式サイトでは、商品ページのサイズ・仕様の欄に「耐荷重(荷物込み)」という表記がされており、子どもの体重と荷物の合計が耐荷重となることがわかります。
調べてみたところ、子どもの体重と荷物の合計を耐荷重と表記しているメーカーが多いように見受けられました。
もしどちらかわからない場合は、子どもの体重と荷物を合計した重さを耐荷重と考えましょう。
参考までに主要なモデルの耐荷重目安は以下の通りまとめておきます。
ただし、これらはあくまで目安であり、製品のバージョンやレンタル品の状態によって異なる場合があるため、利用前に必ず公式サイトやレンタル品の仕様書で正確な数値を確認してください。
| モデル名 | 耐荷重(目安) | 対象年齢(目安) | 備考 |
| キッズトラベル (クラシック/折りたたみ) | 50kg (合計) | 3歳~12歳 | 長期旅行にも対応する大容量タイプ。 |
| ノリッコ (Mサイズ) | 50kg(合計) | 3歳~12歳 | キッズトラベルと人気を二分するモデル。 |
| キッズトラベル (mini / 機内持ち込み) | 35kg (合計) | 2歳~7歳 | 機内持ち込みが可能なコンパクトモデル。 |
| ストッケ ジェットキッズ | 35kg(合計) | 2歳~7歳 | 機内でベッドにもなるタイプ。 |
ベビーカーになるスーツケースをレンタルしてみよう

- 子供が乗れるキャリーケース おすすめのレンタルサービス3選
- 子供乗せスーツケースをレンタルして良かったと感じる利用シーン3選
- 子供が乗れるスーツケースの機内持ち込みについて
- レンタル時の注意点
子供が乗れるキャリーケースを扱うおすすめのレンタルサービス3選

子供が乗れるスーツケースは、購入すると高価であり、子供が成長すると使わなくなる可能性もあります。
そのため、「旅行や帰省の時だけ使いたい」というニーズにはレンタルサービスが最適です。
国内では、主に以下の家電・旅行用品レンタルサービスで取り扱いがあります。
1. Rentio(レンティオ)
レンティオは、カメラや家電、ベビー用品など幅広い製品を扱う大手レンタルサービスです。
子供が乗れるスーツケースのラインナップも豊富です。
- 主な取扱モデル
「キッズトラベル」の各サイズ(mini, S, M, 折りたたみ, クッションプラス)、「ストッケ ジェットキッズ ベッドボックス」など。 - 特徴
7泊8日などの短期プランから月額制プランまで選べます。気に入った場合はそのまま購入できるオプションがある製品も多く、「購入前のお試し」として利用するのにも最適です。
レンティオについては別の記事でも書いているのでこちらも読んでもらえると嬉しいです。

2. アールワイレンタル
アールワイレンタルも、スーツケースレンタルで高いシェアを持つ専門サービスです。
- 主な取扱モデル
「キッズトラベル」のmini(機内持ち込み可)やクラシック(65L)などを扱っています。 - 特徴
短期(2日間〜)からレンタルが可能で、レンタル料金も比較的安価な傾向があります。
これらのサービスでは、時期によって取扱モデルや料金、キャンペーンが変動します。
また、人気モデルは旅行シーズン(年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み)には予約が埋まりやすいため、予定が決まったら早めに予約することをおすすめします。
アールワイレンタルについては別の記事で詳細を書いているのでこちらも参照してもらえると嬉しいです。

子供乗せスーツケースをレンタルして良かったと感じる利用シーン3選

レンタルした子供乗せスーツケースは、具体的にどのような場面で活躍するのでしょうか。
主な利用シーンをご紹介します。
1. 空港での移動
個人的にですが、最も活躍するのが空港だと思っています。
チェックインカウンターから保安検査場、そして搭乗ゲートまでは非常に長い距離を歩くことが多く、子供が「抱っこ!」とぐずりやすい最大の難所。
でも、子供をスーツケースに乗せて移動できれば、大人の負担は劇的に減ります。
子供も乗り物を楽しむ感覚で移動してくれるため、ストレスなく搭乗口までたどり着けます。
2. 新幹線や電車での帰省
ベビーカーを持って新幹線に乗るのは、置き場所の確保や乗り降りの大変さが伴います。
子供乗せスーツケースであれば、荷物と移動手段が一体化しているため、駅構内の移動がスムーズです。
ホームでの待ち時間も、ストッパーをかけて椅子代わりに座らせておけるため、子供が線路際へ走り回るのを防ぐ安全対策にもなります。
3. ホテルや旅行先でのちょっとした移動
旅行先の広いホテル内や、テーマパークの入り口までの移動など、「ベビーカーを出すほどではないけれど、少し距離がある」といった場面でも役立ちます。
あくまで移動がメインの「空港」や「駅」での利用が中心です。
前述の通り、観光地をこれで散策するといったベビーカーの完全な代替にはならない点に注意しましょう。
子供が乗れるスーツケースの機内持ち込みについて

「子供を乗せたまま、飛行機の機内まで入れますか?」という疑問を持つ方もいますが、子供を乗せた状態での機内持ち込みはできません。
搭乗口(ゲート)で子供を降ろし、スーツケースは通常の荷物として持ち込むことになります。
ここで重要になるのが、スーツケース本体が機内持ち込み可能サイズかどうかです。
一般的な航空会社(JAL, ANAなど国内線)の機内持ち込みサイズは、「3辺の合計が115cm以内」(100席以上の場合)と定められています。
子供が乗れるスーツケースの多くは、容量65Lクラスの「預け荷物」サイズですが、中には機内持ち込みに対応したモデルもあります。
- キッズトラベル キャリーmini(機内持ち込みタイプ)
容量32L、重量約2.8kg。機内持ち込み基準を満しつつ、子供が乗れる機能(耐荷重35kg)を両立しています。
短期旅行や、荷物を預ける手間を省きたい場合に最適です。 - ストッケ ジェットキッズ ベッドボックス
容量20L。機内持ち込み可能なサイズで、最大の特徴は機内の座席で簡易ベッドやレッグレストとして使える点です。
長時間のフライトで子供を寝かせたい場合に非常に便利です。
レンタルサービスで機内持ち込みサイズを希望する場合は、必ず「機内持ち込み可」と記載のあるモデル(キッズトラベルminiなど)を指定して予約してください。
レンタル時の注意点

子供が乗れるスーツケースをレンタルする際は、トラブルを避けるために以下の点に注意してください。
- 対象年齢と耐荷重を厳守する前述の通り、各モデルには対象年齢と耐荷重が定められています。
お子様の年齢や体重が範囲内であることを必ず確認してください。
範囲外での使用は、破損や事故の原因となります。 - 安全ベルトと大人の管理を徹底する子供を乗せる際は、短時間であっても必ず安全ベルトを装着させてください。そして、大人は絶対にハンドルから手を離さず、子供から目を離さないでください。
- 公道や危険な場所で使用しないレンタルサービスの規約でも、公道、坂道、エスカレーター、駅のホームの端などでの使用は禁止されていることがほとんどです。
破損や事故の原因となるため、必ず平坦で安全な屋内で使用してください。 - ストッパーの有無を確認するモデルによっては、タイヤストッパー(ブレーキ)が付いていないものもあります(例:キッズトラベルの折りたたみタイプなど)。
ストッパーがない場合は、電車内などでスーツケースが動かないように大人が常に手で押さえるか、壁際に寄せるなどの配慮が必要です。 - 破損・汚損時の補償を確認するレンタル品ですので、万が一の破損や汚れに対する補償(保険)がレンタルプランに含まれているかを確認しましょう。
子供が使うものなので、ジュースをこぼしたり、シールを貼ってしまったりする可能性も考慮し、補償が手厚いサービスを選ぶと安心です。
最後にベビーカーになるスーツケースのレンタル活用法をまとめます
ここまでの内容を箇条書きでまとめます。
- 子供が乗れるスーツケースは購入よりレンタルが賢明な場合がある
- 特に空港内の移動や帰省時に最大のメリットを発揮する
- 利用シーンは「平坦な屋内」と割り切ることが重要
- 公道やエスカレーターでの使用は絶対に行わない
- 専用設計品は安全性が考慮されている
- 通常のスーツケースに子供を乗せるのは非常に危険
- 安価な「後付け品」は安定性や強度に問題があり推奨されない
- 安全な製品選びは「ベルト」「ストッパー」「耐久性」が鍵
- 耐荷重は「子供+荷物」の合計重量か必ず確認する
- レンティオやアイエルレンタルなどのサービスが主流
- 人気モデルは旅行シーズン前に予約が埋まりやすい
- 機内持ち込みをしたい場合は専用モデル(キッズトラベルminiなど)を選ぶ
- 搭乗口までは乗れるが機内に乗せたまま入ることはできない
- レンタル時は対象年齢と耐荷重を厳守する
- 使用中は大人が絶対に子供から目を離さない



