新生活の準備や単身赴任が決まったときに冷蔵庫・洗濯機・電子レンジを揃えるだけで数万円かかってしまったなんてことありませんか。
必要な期間だけ借りられたらもっと楽なのにと思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
今、家電をレンタルするという選択肢がどんどん身近になっています。
初期費用をグッと抑えることができて不要になったら返すだけ。
引っ越しのたびに家電の処分に頭を悩ませる必要もありません。
ただ、とりあえず借りてみようと何も考えずに使い始めてしまうと、買ったほうが安かったかもなんてことにもなりかねません。
この記事は、家電レンタルって実際どうなんだろうという疑問を持っている方に向けてその疑問を解決するために書いてみました。
家電レンタルの種類・費用・サービスの選び方から暮らしの中でどう活かすかまで、全体像を一気にまとめてあります。
読み終えたとき自分の場合はこう選べばいいんだと思ってもらえたらこれほどうれしいことはありません。
ぜひ最後まで読んでみてください。
- 家電レンタルには長期格安型・サブスク型・お試しレンタル型の3種類がありそれぞれどんな人に向いているか
- レンタルと購入の損益分岐点はおおむね2年で自分の利用期間に合わせてどちらが得かを判断する方法
- 契約前に確認すべき5つのチェックポイント(解約条件・隠れコスト・新品中古・補償・対応エリア)
- 主要レンタルサービス7社の特徴と自分の状況に合ったサービスの選び方
家電レンタルの基本と判断基準を理解する

家電レンタルにはどんな種類があるの?

ひとくちに家電レンタルといってもサービスの仕組みがまったく異なる3つのタイプがあります。
まずここから押さえておきましょう。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 長期格安型 | 1年〜の契約で月額を安く抑える。届くのは中古品が中心。 | 大学4年間や単身赴任など、利用期間が決まっている人 |
| サブスク型 | 月額制でいつでも解約可能。新品やデザイン家電を扱うサービスも。 | 引っ越し頻度が高い人、好みの家電を選びたい人 |
| お試しレンタル型 | 数日〜数週間の短期利用が前提。気に入ったらそのまま購入も可能。 | 買う前に実際に使って確かめたい人 |
長期格安型の代表は「かして!どっとこむ」。
とにかくコストを抑えたい人向けですが届くのは基本的に中古品です。
料金体系や解約ルール、送料の条件など、契約前に知っておきたい情報は「かして!どっとこむの上手な使い方と口コミや評判・審査・解約ルール」で詳しくまとめています。
中古品にちょっと抵抗があるという方は、新品の家電を借りられるサービスもあるので参考にしてみてください。
デザイン性の高い家電を月額で使えるのが魅力ですが長期格安型と比べると月額が高めかなというのが個人的な印象です。
長く使えば使うほどコストがかさんでいく点は頭に入れておきましょう。
CLASは家電だけでなく家具もまとめて借りられるのが特徴で、料金プランや口コミの詳細が気になる方は「CLASの評判をチェック!口コミから分かるメリット・デメリット」で詳しくまとめています。
subsclifeは届く商品がすべて新品で、支払い総額が定価を超えない料金設計が特徴です。
料金の仕組みやCLASとの違い、解約時の注意点まで知りたい方は「subsclifeの口コミ・評判と料金や解約の注意点について」で詳しくまとめています。
お試しレンタル型は買おうかどうか迷っている家電をまず自宅で試してみたいという人にぴったりのサービス。
レンティオがこのタイプの代表格です。
レンタルと購入ではどっちがお得?損益分岐点で考えてみる

家電レンタルを検討するときみんなが一番気になるのはここですよね。
結論から言うとおおむね2年が損益分岐点の目安となっています。
| 利用期間 | おすすめの選択肢 | 理由 |
|---|---|---|
| 半年未満 | ✅ レンタル | 購入+処分のコストを考えると、レンタルが圧倒的に楽でお得 |
| 半年〜2年 | 🔄 ケースバイケース | サービスの月額や引っ越し予定の有無で判断が変わる |
| 2年以上 | ✅ 購入 | レンタル料の累計が購入費用を超えてしまうため |
たとえば、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3点セットをレンタルすると、月額3,000〜4,000円程度が相場です。
2年間で計算すると7万〜10万円。
一方、新品のセット購入なら6〜8万円程度なので2年を超えると購入のほうがトータルでお得になってきます。
ただし、これはあくまで金額だけを見た話。
引っ越し時の処分費用や故障したときの修理費まで含めると話は変わってきます。
2年以内なら絶対レンタルのほうが得と一概には言い切れないかなというのが正直なところです。
隠れたコストやより詳しいシミュレーションが気になる方は別記事「一人暮らしの家電レンタルのデメリットと損益分岐点」を参考にしてみてください。
家電レンタルが向いている人・向いていない人

ここまでの内容をもとにレンタルとの相性を整理してみましょう。
レンタルが向いている人
レンタルが向いている人は、半年から一年程度の比較的短期間家電が必要な人です。
また、引っ越しが多くてそのたびに家電の処分をしているような人もレンタルが向いています。
借りてしまった方が処分のことを考えなくてもよくなるし、引っ越しの荷物が少なくなってとても楽だからです。
さらに、初期費用をできるだけ抑えて新生活をスタートしたいという方にもレンタルがおすすめです。
レンタルサービスは購入前に高額な家電をお試しで使ってみたいというニーズにも応えてくれます。
高額な家電を購入して実際に使ってみたら思ったのと違うなんていう経験をされた方も多いのではないでしょうか。
本当に買った方がいいか判断するには短期間レンタルして使用感をチェックするのが一番確実な方法です。
使いたい家電が高額になればなるほど、お試し利用の効果は高いと思います。
レンタルが向いていない人
先ほど損益分岐点は2年とお話ししましたが、2年以上同じ場所に住む場合はレンタルは不向きです。
長く済む場合にはレンタルは購入よりも高くついてしまうからです。
また、家電メーカーやデザインに強いこだわりがある方もレンタルには向かないかもしれません。
デザインにこだわる方はかなりニッチなメーカーのものやあまり一般的には使いづらい個性的なデザインのものを求める方が多いと思います。
一般受けしないような家電がレンタル商品としてラインナップされることがあまりないので、自分が使いたいと思っている家電がないかもしれないからです。
さらに、レンタル商品は基本人のもの。
人のものを気を遣って使い続けることにストレスを感じるタイプの方もレンタルには向きません。
住む場所は自分にとって心豊かになれる場所でなければならないはずです。
レンタル商品を使う度にストレスを感じてしまっては心豊かに暮らすことはできないですよね。
もちろん、向いていない人でも使い方次第ではレンタルのメリットを活かせる場面はあります。
大切なのは自分の暮らし方に合っているかを見極めることです。
目的・シーン別の活かし方

家電レンタルは新生活に必要な一式を揃えるだけじゃありません。
日々の暮らしをちょっと豊かにするための使い方もあります。
毎朝のコーヒータイムを格上げしたいとき
コーヒーメーカーが気になるけど自分に合うかわからない、そんなときこそレンタルの出番です。
一口にコーヒーメーカーといってもどんなコーヒーライフを送りたいかによって選ぶべき家電はかなり変わってきます。
手軽さを重視するならネスカフェのバリスタが選択肢のひとつです。
定期便に申し込むことでマシン本体を無料で借りられる仕組みがあります。
ただし、定期便の縛りや返却時の手間といった注意点もあるので借りる前に確認しておくのがおすすめです。
一方、豆から挽いた本格的なコーヒーを毎朝飲みたいという方には、デロンギの全自動コーヒーメーカーがおすすめ。
ただし、エントリーモデルでも6〜7万円、ハイエンド機になると20万円を超えるものもあるため、いきなり購入するのはなかなか勇気がいりますよね。
そこで活躍するのがレンタルです。
月額3,000〜4,000円程度から試せるので「キッチンに置いたときのサイズ感」「豆を挽く音が気になるかどうか」「毎日の手入れが苦にならないか」といったことを実際に使いながら確かめることができます。
気に入ればそのまま購入できるプランもあるので、掛け捨てにならないのも嬉しいポイントです。
在宅ワークで一時的にプリンターが必要なとき
確定申告の時期だけとかプロジェクト期間だけとか、限られた期間だけプリンターを使いたいというケースは意外と多いもの。
レンタルなら使い終わったら返すだけなので、使わないプリンターがホコリをかぶるという状況も避けられます。
コンビニ印刷との比較も含めた選び方は別記事の「個人向けプリンターをレンタルする時の賢い選び方」で詳しくまとめているので、こちらも参考にしてみてください。
気になる最新家電を買う前に試したいとき
ロボット掃除機・高級美顔器・VRゴーグルなど、気になるけど値段が値段だけに購入をためらう家電ってありますよね。
お試しレンタル型のサービスなら、数日〜数週間自宅で使ってみて気に入ったらそのまま購入することも可能。
まずはレンティオのサービスページをのぞいてみるのがおすすめです。
季節家電を必要な時期だけ借りたいとき
エアコン・扇風機・石油ファンヒーターなど、使う季節が限られる家電もレンタルの活用場面として注目されています。
「夏の間だけエアコンを借りたい」「引っ越し先に暖房がなく次のシーズンまで乗り切りたい」といった使い方ができます。
賃貸物件で取り付けに不安がある場合でも、設置対応してくれるサービスもあるので確認してみましょう。
子どもの成長を記録に残したいとき
卒園式や入学式など節目となる式典や運動会・演劇会などのイベントの時に子どもの成長や活躍を映像として残しておきたいという親御さんも多いのではないでしょうか。
今はスマートフォンを使えば簡単に動画が撮れる時代になりました。
子どもを持つ親のスマートフォンには、子どもたちの何気ない日常を切り取った写真や動画がいっぱい詰まっていると思います。
私のスマートフォンもそんな感じです。
なので、式典やイベントもスマートフォンで撮れればいいのですが、式典やイベントは長時間にわたるため、記憶容量もかなり消費してしまうし、その分バッテリーも消費してしまうので電池切れでいざというときの連絡手段を失うことにもなりかねません。
こんな時こそ、ビデオカメラのレンタルが役に立ちます。
ビデオカメラは動画を撮る専用の道具なので画像の質や撮影のしやすさはもちろんのこと、スマートフォンの容量やバッテリー不足を気にしなくていいという安心感が得られるからです。
こちらの記事「卒園式を撮影するビデオカメラはレンタルで十分!レンティオ体験記」では、子どもの卒園式のために私が実際にビデオカメラをレンタルしたときの体験談をまとめてあります。
ご興味ある方はこちらも参考にしてみてください。
失敗しない家電レンタルの選び方と主要サービス比較

契約前に必ず確認しておきたい5つのチェックポイント
公式サイトの月額○○円〜という数字だけを見て決めてしまうと後からこんなはずじゃなかったとなりやすいです。
契約前に以下の5点は必ず確認しておきましょう。
- 最低利用期間と解約条件
期間内に解約すると違約金が発生するサービスがあります。
ライフスタイルが変わりやすい方はいつでも解約できるサブスク型を選ぶのが安心です。 - 配送料・回収料などの隠れたコスト
月額料金とは別に、事務手数料・配送設置料・返却時の回収手数料がかかることがあります。
トータルコストで比べる習慣をつけましょう。 - 届くのは新品か中古か
格安プランは基本的に中古品です。
衛生面や省エネ性能が気になる方は新品指定できるサービスを選びましょう。 - 故障・破損時の補償内容
通常使用での故障は無償対応のサービスが多いですが、うっかり壊してしまった場合の対応はサービスによって大きく異なります。
補償内容は事前にしっかり確認しておきましょう。 - 対応エリアと引っ越し時の対応
引っ越し先がサービスの対応エリア外だと強制解約になるケースもあります。
転居の可能性がある方は全国対応のサービスを選んでおくと安心です。
これらのポイントについて、実例を交えてより詳しく知りたい方は別記事「一人暮らしの家電レンタルは損?デメリットと損益分岐点をまとめてみた」でまとめているので、こちらの記事も参考にどうぞ。
主要レンタルサービスの特徴を比較

結局どのサービスを使えばいいの?という方のために代表的なサービスの特徴をまとめました。
| サービス名 | タイプ | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| かして!どっとこむ | 長期格安型 | とにかく安く借りたい学生・単身赴任者 |
| CLAS | サブスク型 | デザインにこだわりたい・柔軟に解約したい人 |
| subsclife | サブスク型 | 新品を使いたい・気に入ったら購入したい人 |
| Rentio(レンティオ) | お試しレンタル型 | 最新家電を短期間で試してみたい人 |
| モノカリ | お試しレンタル型 | コスパ重視で短期間だけ借りたい人 |
| ゲオあれこれレンタル | お試しレンタル型 | 最短2泊3日の超短期で使いたい人 |
上の表はあくまで大まかな特徴をまとめたものです。
料金プランや補償内容はサービスごとに細かく異なります。
気になるサービスがあれば以下の個別のレビュー記事もあわせて見てみてください。
あなたの状況別おすすめサービスの選び方

どのサービスが合っているかは、住まい方や生活スタイルによっても変わります。
自分に近い状況を参考にしてみてください。
一人暮らしをスタートする方へ
はじめての一人暮らしは何かと出費がかさむタイミングです。
敷金・礼金・引っ越し費用だけでも相当な金額になるのに、そこに家電まで買い揃えようとすると冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3点だけで軽く6〜8万円はかかってしまいます。
そんなときに頼りになるのが家電レンタルです。
初期費用を抑えてスタートできるのはもちろん、「実際に一人暮らしを始めてみたら、思ったより自炊しなかった」「洗濯機のサイズが部屋に合わなかった」といった想定外の事態にも、レンタルなら柔軟に対応できます。
返却して別のサイズに替えたり不要と判断したら解約したりと、生活スタイルが固まっていない時期には特に心強い選択肢です。
コストを最優先するなら「かして!どっとこむ」のような長期格安型が向いています。
一方、「中古品は少し気になる」「どうせなら気に入ったデザインの家電を使いたい」という方にはCLASやsubsclifeのサブスク型も検討してみてください。
最初から何年も使い続けるかどうかわからない段階だからこそ、身軽に始められるレンタルの良さが活きてきます。
あと、家電だけでなく家具もレンタルすることで、一人暮らしの初期費用をさらに抑えることができるのでおすすめです。
別記事の「一人暮らし向け家具のレンタルおすすめサービスの比較と選び方」で、家具サブスクの料金比較や損益分岐点も詳しくまとめてあるので、気になる方はこちらも参考にしてみてください。
単身赴任の方へ
単身赴任が決まったとき、家電を一式買い揃えて赴任が終わったらまた処分してという流れを考えるとそれだけでうんざりしてしまいますよね。
赴任期間が1〜2年程度であれば家電レンタルはほぼ一択といっても過言ではありません。
レンタルの最大のメリットは、赴任先への設置から帰任時の回収まで業者がすべて対応してくれるところ。
引っ越しのどさくさの中で大型家電の処分先を探したりリサイクル料を払って廃棄したりする手間が一切かかりません。
赴任が終わったら返却しますと連絡するだけでOK。
あと、選ぶ際に特に確認しておきたいのが対応エリアです。
赴任先が地方都市の場合は、サービスによっては対応エリア外になることがあります。
全国対応のサービスを最初から選んでおくと万が一赴任先が変わった場合にも安心です。
また、赴任期間が延長になるケースも珍しくないので延長手続きが簡単かどうかも事前に確認しておきましょう。
コストと利便性のバランスを考えると、「かして!どっとこむ」のような長期格安型が単身赴任者には特に人気です。
引っ越しが多い方へ
転職や転勤、ライフスタイルの変化などで数年ごとに引っ越しを繰り返しているという方にはサブスク型の家電レンタルが特におすすめ。
引っ越しのたびに家電を購入・処分するのは、費用だけでなく手間の面でも大きな負担です。
大型家電の処分は粗大ごみの収集を待つ必要があったりリサイクル料がかかったりと想像以上に面倒なもの。
レンタルであれば引っ越しのタイミングで返却してしまえばいいし新居でまた必要なものを借り直せます。
新しい部屋の雰囲気に合わせて家電を選び直せるのもレンタルならではの楽しみ方です。
ただし、引っ越し先が現在利用しているサービスの対応エリア外になってしまうと強制解約になるケースがあるので気をつけましょう。
引っ越しの多い方ほど、契約前に全国対応かどうかを必ず確認するようにしてください。
CLASはデザイン性が高くおしゃれな家電が揃っている反面、対応エリアが主要都市に限られているので注意が必要です。
全国どこでも使いたいという方には対応エリアの広いサービスを選んでおいたほうがいいですよ。
りょうま特に一人暮らしで新生活のタイミングで家電一式を揃えたい方には、セットプランが便利です。別記事の「新生活向け家電レンタルセットおすすめ4社の比較」では、かして!どっとこむやCLASなど主要4社の料金や特徴を詳しくまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
家電レンタルのよくある質問(FAQ)


最後に家電のレンタルサービスについてまとめます
家電レンタルは上手に使えば初期費用を抑えながら快適な暮らしを手に入れられるとても便利なサービスです。
まず押さえておきたいのはタイプ選びです。
長期格安型・サブスク型・お試しレンタル型の3つはそれぞれ仕組みがまったく異なるので、自分の目的に合ったタイプを選ぶだけで使い勝手もコストも大きく変わってきます。
次に期間の見極め。
おおむね2年が損益分岐点の目安で短期ならレンタルが有利、2年を超えるなら購入を検討するのが基本的な考え方です。
ただし月額料金だけでなく、配送料・回収料・違約金といった隠れたコストまで含めてトータルで比較することが大切です。
そして、サービス選びでは届く商品が新品か中古か、故障時の補償はどうなっているか、引っ越し先が対応エリアに含まれるかを必ず事前に確認しておきましょう。
月額が安いからという理由だけで選ぶと、後から想定外の出費が発生することもあります。
家電レンタルを賢く使いこなしている人に共通しているのは、「自分がいつまでその家電を使うのか」「どんなライフスタイルを送りたいのか」をきちんと考えた上でサービスを選んでいる点です。
まずは自分の状況を整理することから始めてみてください。
この記事がその一助になれたなら嬉しいです。
気になるサービスがあれば各サービスの詳細レビュー記事もあわせて参考にしてみてくださいね。
<サービスレビュー系>










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