自宅でカフェのような本格的なコーヒーを楽しみたいけれど、デロンギの全自動マシンは購入するには少し勇気がいる価格ですよね。
そんな時に検討したいのが、個人向けのコーヒーメーカーレンタルサービスです。
しかし、実際に調べてみると公式のサブスクリプションであるミーオ!デロンギが現在どうなっているのかや、レンタルと購入のどちらがお得なのかなど、分かりにくい点も多いのではないでしょうか。
また、実際に使い始めたあとの手入れが面倒ではないか、豆を挽く音がうるさくて後悔しないかといった不安もあるかと思います。
この記事では、デロンギのレンタルに関する不安や疑問に対する答えや対応策をまとめてみました。
- 個人でデロンギをレンタルする際の現状と選択肢
- レンタルを利用する前に知っておきたいメリットとデメリット
- 気になる手入れの手間や動作音についての真実
- RentioやCLASなど主要レンタルサービスの料金プラン比較
デロンギのコーヒーメーカーを個人でレンタルする前に知っておきたいこと

あこがれのデロンギ全自動コーヒーメーカー。
購入するとなると数万円から高いものでは20万円近くするため、まずはレンタルで試してみたいという方が増えています。
いきなり高額な家電を購入して「キッチンのサイズに合わなかった」「味が好みじゃなかった」と後悔するのは避けたいものですよね。
しかし、かつて話題になった公式サブスクリプションの現状や、レンタル特有の注意点など、事前に知っておくべき情報は意外と多いものです。
ここでは、個人でデロンギをレンタルする際にまず押さえておきたい基礎知識について、分かりやすく解説していきますね。
ミーオ!デロンギなどのサブスクは終了したの?

「デロンギ レンタル」や「デロンギ サブスク」と検索すると、必ずと言っていいほど目にするのが「ミーオ!デロンギ(Mio! DeLonghi)」というサービス名です。
これはかつてデロンギ・ジャパン公式が提供していた画期的なサブスクリプションサービスで、なんと「全自動コーヒーマシンが実質無料でレンタルできて、毎月新鮮なコーヒー豆が定期便で届く」という、コーヒー好きにとっては夢のようなプランでした。
契約期間(最低2年など)の縛りはありましたが、マシン代金がかからず、豆代だけでデロンギ生活が始められる手軽さから、開始直後から申し込みが殺到しました。
SNSなどでも「ミーオ!デロンギが神すぎる」といった口コミが溢れ、一時期はトレンド入りするほどの人気を博しました。
しかし、結論から申し上げますと、個人向けの「ミーオ!デロンギ」の新規受付は、現在事実上の停止状態(または終了)となっています。
あまりの人気にマシンの供給体制が追いつかず、幾度となく「受付停止」と「再開」を繰り返していましたが、2025年現在、公式サイトを訪れても個人向けプランの申し込みフォームは見当たらず、「ミーオ!デロンギ プロフェッショナル(業務用)」の案内がメインになっている状況です。
一部の情報では「再開の目処が立っていない」とも噂されており、公式のアナウンスを待っているといつまで経ってもデロンギを使えない…という事態になりかねません。
既存の契約者は継続して利用できているケースが多いようですが、これから新しく始めたい方にとっては、門戸が閉ざされているのが現状です。
では、もう個人でデロンギをレンタルする道は閉ざされてしまったのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。公式サービスが停止している現在、その受け皿として急速に利用者を伸ばしているのが、「Rentio(レンティオ) 」や「CLAS(クラス) 」 といった、家電レンタルを専門とする外部のプラットフォームです。
これらのサービスはメーカー公式ではありませんが、デロンギの正規販売店から仕入れたマシンを取り扱っており、メンテナンスや補償体制もしっかりしています。
「豆は自分で好きなものを選びたい」「2年も縛られるのは怖い」というユーザーにとっては、むしろ公式サブスクよりも使い勝手が良い側面すらあります。
公式の再開を待つよりも、こうした第三者サービスを賢く利用するのが、現時点での最適解と言えるでしょう。
レンタルのメリットとデメリット

「レンタルはお金の無駄ではないか?」「買ったほうが安いのでは?」と迷われている方も多いと思います。
確かに、長期的に見れば購入したほうが総支払額は安くなるケースがほとんどです。
しかし、それでもレンタルを選ぶ人が増えているのには、明確な理由があります。
ここでは、デロンギをレンタルすることのメリットとデメリットを、経済面と心理面の両方から深掘りしてみましょう。
レンタルのメリットは失敗のリスクを極限まで下げることができること
最大のメリットは、何といっても「初期費用を抑えて高級マシンを自宅で試せる」ことです。
デロンギの全自動マシンは、エントリーモデルでも6〜7万円、ハイエンドモデルになれば20万円を超えます。
これを「エイッ!」と購入して、万が一「味が好みじゃなかった」「音がうるさすぎて家族から不評だった」「大きすぎてキッチンで邪魔になった」となってしまったら、その精神的・金銭的ダメージは計り知れません。
レンタルであれば、月額数千円程度の出費で済みます。
「3ヶ月使ってみて、本当に生活に馴染むか確認する」という期間を設けることで、購入後の後悔というリスクをゼロに近づけることができるのです。
これは、いわば「安心を買う」ための保険料とも言えるでしょう。
また、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるのも魅力です。
- 「冬の間だけ、自宅で温かいラテを飲みたい」
- 「転勤が多いので、次の引越しまでの2年間だけ使いたい」
- 「リモートワーク期間中だけ、自宅のコーヒー環境を充実させたい」
こういった期間限定のニーズに対して、購入という選択肢は重すぎます。
必要な時に必要な期間だけ借りて、不要になれば返却できる。
この身軽さこそが、現代のライフスタイルにおけるレンタルの最大の価値なのではないかと考えています。
レンタルのデメリットは長期的には割高になる可能性があること
一方で、デメリットとして最も意識すべきなのは、やはりコスト面です。
長期間借り続けると購入価格よりも総額が高くなる可能性があります。
簡単なシミュレーションをしてみましょう。例えば、実勢価格が約70,000円の「マグニフィカS」を、月額4,500円でレンタルしたとします。
| 利用期間 | レンタル支払総額(目安) | 購入との差額 |
|---|---|---|
| 6ヶ月 | 27,000円 | 購入より43,000円お得 |
| 12ヶ月 | 54,000円 | 購入より16,000円お得 |
| 18ヶ月 | 81,000円 | 購入より11,000円高い |
このように、1年半(18ヶ月)を超えたあたりから、支払総額が購入価格を上回る「損益分岐点」がやってきます。
「最初から3年以上使うと決めている」という方にとっては、レンタルは経済的に不合理な選択になる可能性が高いのです。
また、レンタル品は基本的に「中古品(リユース品)」です。
業者がきれいにクリーニング・メンテナンスしているとはいえ、「誰かが使ったマシン」に抵抗がある方にとっては、これもデメリットになるでしょう(一部、新品指定が可能なプランもありますが、料金は割高になります)。
以上の結果を見れば明らかですが、長期利用(2年以上など)を最初から予定している場合は、レンタルよりも購入の方が経済的に有利になるケースが多いです。
レンタルの場合は、あくまでお試しや短期利用、あるいは初期費用を抑えることへのメリットを重視しましょう。
毎日の手入れや掃除は本当に面倒なのか

全自動コーヒーメーカーの導入を躊躇する最大の理由として、「掃除やメンテナンスが大変そう」という声をよく耳にします。
カプセル式(ネスプレッソなど)はポンと捨てて終わりですが、豆から挽くタイプは内部にコーヒー粉が散らばったり、カビが生えたりしないか心配になりますよね。
結論から言うと、デロンギの手入れは想像しているよりもずっと簡単で、衛生的です。
実際に私も使っていますが、日々のルーティンは以下の2つだけ。慣れれば3分もかかりません。
1. 毎日のルーティン(所要時間:約3分)
毎日のルーティンとして行う作業は以下の2つです。
- 水タンクの洗浄と給水
タンクに残った水を捨て、軽くすすいで新しい水を入れます。
水はコーヒーの味を決める重要要素なので、これは苦にならないはずです。 - カス受けのゴミ捨て
抽出後のコーヒーカスは、ケーキ状に固まって「カス受け」に溜まります。
これをゴミ箱にポイッと捨てて、カス受けとトレイを水洗いするだけ。
食器洗い乾燥機に対応しているモデルもあります。
ハンドドリップの場合でも、ドリッパーを洗ったりサーバーを洗ったりする手間がありますから、それと比べても大差ないレベルです。
2. 月に1回のルーティン(所要時間:約10分)
ここがデロンギの素晴らしい点なのですが、心臓部である「抽出ユニット(インフューザー) 」を、本体からガチャッと取り外して丸ごと水洗いできるんです。
他社製(特に海外メーカーのJURAなど)のマシンでは、抽出ユニットが取り外せない構造のものも多く、その場合は内部洗浄のために専用の薬剤が必要になります。
デロンギなら、水道水でジャーッと洗うだけで、内部に付着したコーヒー粉をきれいに洗い流せます。
これは日本のような湿度の高い環境において、内部のカビや雑菌の繁殖を防ぐ上で非常に大きなメリットです。
3. 数ヶ月に1回のイベント:石灰除去(所要時間:30分〜45分)
唯一「面倒だな」と感じるのがこれです。水に含まれるミネラル分(石灰)が内部パイプに付着するのを防ぐため、定期的に「除石灰ランプ」が点灯します。
この時は専用の除石灰剤(液体)をタンクに入れ、洗浄プログラムを実行する必要があります。
ボタンを押せばあとは自動で進みますが、30分〜45分程度かかるため、出勤前の忙しい朝などにランプが点くと「今じゃない!」と思ってしまうことも。
ランプが点灯してもコーヒーの抽出は可能なのですが、このまま使い続けると故障の原因になるそうです。
よって、ランプが点灯したらなるべく早めに除石灰剤を手に入れてお手入れしておきましょう。
レンタル利用中にこのランプが点灯した場合、除石灰剤を購入する必要があるか、プランに含まれているかは業者によって異なるため確認が必要です。
豆を挽く音はうるさい?騒音レベルの真実
集合住宅(アパート・マンション)にお住まいの方や、赤ちゃんがいるご家庭、あるいは早朝・深夜にコーヒーを楽しみたい方にとって、「動作音」は非常に切実な問題です。
「うるさすぎて隣人から苦情が来たらどうしよう…」と不安になりますよね。
デロンギの全自動マシンは、豆を挽くために「コーン式グラインダー」という強力なミルを内蔵しています。
そのため、豆を挽く瞬間にはどうしても大きな音が発生します。
スイッチを入れて抽出ボタンを押すと、以下のような音がします。
- 起動音・洗浄音
内部でウィーンという感じの機械が動く音が出ますがこれはそこまでうるさくありません。 - 豆を挽く音
ここが一番うるさいポイントです。ガーガーという音が5秒〜10秒程度響きます。
イメージとしては、ジューサーミキサーやフードプロセッサーで氷や硬い野菜を砕いている時の音量に近いです。テレビの音は完全に聞こえなくなります。 - 抽出音
ブーンという感じのポンプが動く低音がします。
振動音に近い響きがありますがそこまでうるさいおとではありません。
個人的には豆を挽く音を許容できるかどうかが導入の分かれ道かなと思います。
例えば、壁の薄い木造アパートで深夜2時にこれを使うのは、正直なところ少し勇気が必要です。
一方で、鉄筋コンクリートのマンションや一軒家であれば、この音が外に漏れてご近所さんに迷惑がかかるといったことはないと思います。
夜コーヒーが飲みたくなって使うこともあるのですが、コレまでうるさいと苦情を言われたことはありません。
ただ、隣の部屋で家族が寝ている場合は気をつけた方がいいです。
ドアを閉めていても機械が回っている音は結構しっかり聞こえます。
最近のモデル(例えば「ディナミカ」シリーズなど)では、グラインダーの構造が見直され、旧モデルに比べて静音性が向上しているものもあります。
しかし、それでも「無音」にはなりません。
豆という硬い物体を粉砕する物理的な音は消せないからです。
この音が我が家の環境で許されるレベルなのかを確認するためだけに、まずは2週間などの短期レンタル(Rentioのワンタイムプランなど)を利用してみるのも非常に賢い使い方です。
YouTubeの動画で音を聞くこともできますが、実際の部屋での響き方や振動は、実機を置いてみないと分かりませんからね。
万が一の故障時に修理費用は発生するのか

精密機器である全自動コーヒーメーカーは、熱湯と高圧ポンプを使い、さらに豆を挽くというハードな動作を行うため、故障のリスクもゼロではありません。
もしレンタル中に壊してしまったら、高額な修理代を請求されるのではないか…と不安になる方もいるでしょう。
結論から言うと、大手のレンタルサービスを利用していれば、過度に心配する必要はありません。
自然故障の場合
普通に使っていて「電源が入らなくなった」「コーヒーが出なくなった」といった自然故障の場合、RentioやCLASなどの大手サービスでは、利用者の負担は原則ゼロです。
すぐに代替品と交換してくれるか、無償で修理対応してくれます。こ
れはレンタルならではの強みで、購入後のメーカー保証期間が過ぎたあとの故障リスクを考えると、むしろレンタルの方が安心感があると言えます。
過失による破損の場合
では、自分の不注意で壊してしまった場合はどうでしょうか。
- 「掃除中に水タンクを落として割ってしまった」
- 「子供がぶつかってマシンを倒してしまった」
- 「間違って水をかけるべきでない場所に水をこぼしてしまった」
こういった「過失」による故障であっても、多くのサービスでは利用者の負担額に上限を設けています。
- Rentioの場合
過失による破損でも、負担金は最大で2,000円(※商品によって異なる場合がありますが、多くの家電でこの設定です)。商品代金全額を請求されることはまずありません。 - CLASの場合
通常利用の範囲内での汚れや傷なら請求なし。ただし、著しい破損の場合は修理費用の請求が発生する可能性がありますが、有料の「ケアオプション」に加入していれば免除されるケースもあります。
ただし、利用するサービスやプランによっては補償内容が厳密に異なる場合があります。
申し込み前に必ず公式サイトの「補償規定」や「免責金額」の項目(Q&Aコーナーによくあります)には目を通しておきましょう。
「最大〇〇円」という上限が決まっているサービスを選ぶのが鉄則です。
個人でデロンギのコーヒーメーカーをレンタルできる業者

基礎知識を押さえたところで、次は具体的に「どこで借りるか」を見ていきましょう。
現在、個人でデロンギをレンタルできるサービスはいくつか存在しますが、品揃えや料金プランの分かりやすさ、そして在庫の豊富さから特に人気のあるサービスに絞ってご紹介します。
自分の目的に合ったサービスを選ばないと、割高になったり借りたい機種がいつまでも借りられなかったりするので注意が必要です。
RentioとCLASの料金プランや特徴を比較
デロンギのレンタルにおいて、二大巨頭とも言えるのが「Rentio(レンティオ)」と「CLAS(クラス) 」です。
どちらも非常に信頼できるサービスですが、その仕組みやターゲット層は大きく異なります。
あなたの性格や利用目的に合わせて選べるよう、特徴を比較表にまとめました。
| 項目 | Rentio(レンティオ) | CLAS(クラス) |
|---|---|---|
| 主なプラン | ①月額制(3ヶ月〜) ②ワンタイム(14泊15日) | 月額サブスクリプション |
| 商品の状態 | リユース品 / 一部新品指定可能 | 原則リユース品(セカンドハンド) |
| 最低利用期間 | 商品による(3ヶ月〜6ヶ月など) ※ワンタイムは期間固定 | 基本的になし ※ただし短期返却は送料負担あり |
| 所有権移転 | あり(そのまま購入可能) 一定期間(36ヶ月等)で自分のものに | なし(返却前提のサービス) |
| エリア | 全国往復送料無料(一部離島除く) | 対象エリア限定(関東・関西など主要都市中心) |
| おすすめな人 | 気に入ったら買い取りたい人 新品を使いたい人 全国どこでも利用したい人 | 必要な期間だけ借りたい人 インテリア感覚で利用したい人 対象エリア内に住んでいる人 |
Rentio(レンティオ)の特徴
Rentio(レンティオ)の最大の特徴は、気に入ればそのまま購入できるというオプションが用意されていることです。
レンタル料金が単なる掛け捨てにならず、購入代金の一部として機能するイメージですね。
「失敗したくないからまずは試して、良かったらそのまま使い続けたい」という、購入を視野に入れたユーザーに最適です。
また、在庫があれば「新品」を指定してレンタルできるプランもあるため、中古品に抵抗がある方にも選ばれています。
レンティオについては別の記事でも詳しく紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。

CLAS(クラス)の特徴
一方、CLASは「所有しない生活」をコンセプトにしており、家具と家電を自由に組み合わせてレンタルできます。
ライフスタイルの変化に合わせて、コーヒーメーカーだけでなく、それに合うサイドテーブルやソファも一緒に借りるといった使い方が可能です。
所有権の移転(買取)はありませんが、その分解約や交換の自由度が高いので飽きたら別のマシンに変えるといった身軽さに魅力があります。
ただし、利用可能エリアが限られている点には注意が必要です。
マグニフィカSなどの人気機種を格安で試す

「まずはデロンギのある生活を体験してみたい」「とにかく安く、でも美味しいコーヒーが飲みたい」という方には、エントリーモデルである「マグニフィカS(ECAM22112)」や、その後継機種である「マグニフィカ スタート(ECAM22020)」から始めるのが絶対におすすめです。
これらの機種は、デロンギのラインナップの中では最も安価な部類に入りますが、コーヒーを抽出する基本性能(ポンプ圧やグラインダーの品質)は、実は上位機種とほとんど変わりません。
「豆から挽いて抽出する」「カフェ・ジャポーネ(深蒸しレギュラーコーヒー)が飲める」といったデロンギの核となる機能はしっかりと網羅されています。
レンタル費用の相場感としては、例えばRentioの場合、マグニフィカ スタートなどのモデルであれば、月額3,000円〜4,000円程度でレンタルできることがあります(キャンペーン適用時などは、初月のみさらに安い場合も)。
1日あたりに換算すると、約100円〜150円程度。
コンビニコーヒーを毎日1杯買うのと変わらないコストで自宅で挽きたてのコーヒーが飲み放題になる計算です。
ミルクフロッサー(蒸気でミルクを泡立てるノズル)も付いているので、少しコツはいりますが、手動でカプチーノやカフェラテを作る楽しみも味わえますよ。
「機能が多すぎても使いこなせない」「ブラックコーヒーがメイン」という方であれば、無理に高い機種を借りる必要はありません。
このエントリーモデルで十分に満足できるはずです。
エレッタなどの高級機もレンタル可能か

一方で、「どうせ借りるなら、購入するのは躊躇するような高級機を使ってみたい」「お店のようなカプチーノをボタン一つで作りたい」という方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください、「エレッタ エクスプロア」や「プリマドンナ クラス」、あるいは「ディナミカ」といったハイエンドモデルやミドルレンジモデルもレンタル可能です。
これらの機種は、実勢価格が15万円〜25万円を超えることも珍しくありません。
さすがにこの価格帯になると、買って失敗したでは済まされませんよね。だからこそ、レンタルでの需要が非常に高いのです。
ハイエンドモデルの最大の特徴は、何といっても「ラテクレマシステム(全自動ミルク泡立て機能)」です。
専用のミルクコンテナをセットしてボタンを押すだけで、マシンが自動でミルクを吸い上げ、きめ細かく泡立ててカップに注いでくれます。カプチーノ、カフェラテ、ラテマキアートなどが、プロ顔負けのクオリティで完成します。
レンタルであれば、これらの機種が月額8,000円〜12,000円程度で利用できるケースが多いです。
高いと感じるかもしれませんが、高級ホテルのラウンジで飲むような一杯が自宅で毎日飲めると思えば、その価値は十分にあります。
また、ハイエンド機は液晶タッチパネルを搭載していたり、スマートフォンアプリと連携して自分好みのレシピを保存できたりと、ガジェットとしての楽しさも満載です。
メンテナンスに関しても、ミルクコンテナの洗浄機能が充実しているなど、実はエントリーモデルより楽な部分もあります。
「自分には高すぎるかも…」と思っている方こそ、一度レンタルでその世界を体験してみてください。
もし「やっぱりオーバースペックだった」と思えば、数ヶ月で返却してエントリーモデルに切り替えれば良いだけですから。
(出典:デロンギ・ジャパン公式サイト『全自動コーヒーマシン製品一覧』)
気に入ったらそのまま買取できるプランはあるか

レンタルをしていて一番怖いのが、「愛着が湧いてしまったのに返さなければならない」こと、そして「これまで払ったレンタル料が無駄になる」ことではないでしょうか。
特にデロンギのような生活の質を劇的に変えてくれる家電は、一度使うと手放せなくなる方が非常に多いんです。
この悩みを解決してくれるのが、先ほども触れた「そのまま購入(Rent-to-Own)」というシステムです。
これは特にレンティオが力を入れているサービスで、レンタルの最大のデメリットである「掛け捨て」感を払拭する画期的な仕組みです。
レンティオの月額制プランを例に挙げると、以下の2つのパターンで自分のものにすることができます。
- 一定期間使い続けると自動でもらえる
契約時に定められた期間(例えば36ヶ月など、機種によって異なります)レンタル料を支払い続けると、その時点で所有権がユーザーに移転します。追加費用は一切かかりません。「分割払いが終わった」のと同じ状態になるわけです。 - 途中で買い取る
「36ヶ月も待てない」「やっぱり自分のものとして愛用したい」と思ったタイミングで、マイページから購入手続きができます。残りの期間分のレンタル料をベースに計算された金額を支払うことで、その時点で自分のものになります。
これにより、レンタルは単なる借り物ではなくじっくり試せる分割払いのような感覚で利用することができます。
以下のような感じで使い始めてみたら失敗が少ないかと思います。
- まずは月額プランでレンタルを開始する
→新品指定ができればベスト! - 最初の3ヶ月〜半年間じっくり使う
→この期間に「味」「手入れの手間」「設置スペース」「家族の反応」を徹底的にチェックします。 - これなら長く使える!と確信したら・・・
→そのまま継続して最終的に自分のものにする(または途中で買い取る)。 - 「やっぱり合わない」「飽きてしまった」と感じたら・・・
→最低利用期間終了後に返却する。この場合、支払った金額は「勉強代」として割り切り、無駄な高額出費を防げたとポジティブに捉える。
この柔軟性こそが、今の時代にレンタルが選ばれている理由です。
いきなり結婚(購入)するのではなく、まずはお付き合い(レンタル)から始めて相性を見極める。
デロンギとの付き合い方もそんな風に考えてみてはいかがでしょうか。
個人でもデロンギのコーヒーメーカーをレンタルする価値は十分ある
ここまで、デロンギのレンタル事情について詳しくご紹介してきました。
最後に、今回の記事の要点を振り返ってみましょう。
- 公式の個人向けサブスク「ミーオ!デロンギ」は現在利用できない可能性が高い。
- その代わり、RentioやCLASといった家電レンタルサービスが充実しており、個人でも手軽に利用できる。
- レンタルなら、数万円〜20万円の初期費用をかけずに、月額数千円で憧れのマシンを自宅に導入できる。
- 「手入れが面倒」「音がうるさい」といった不安要素も、レンタルなら実機で確認できるのでリスクがない。
- 「マグニフィカS」などのエントリーモデルならコスパ良く、「エレッタ」などの高級機ならリッチな体験が可能。
- 気に入れば「そのまま購入」できるプランを選べば、レンタル料も無駄にならない。
デロンギのある生活は、単にコーヒーが美味しくなるだけではありません。
朝、豆を挽く香りで目覚める幸せ、リモートワークの合間に本格的なラテで一息つく贅沢、休日に家族や友人にカプチーノを振る舞う喜び。
そうした豊かな時間が手に入ります。
いつか欲しいなと迷っている時間はもったいないです。
初期費用を抑えつつ、リスクを最小限にして始められるレンタルという選択肢を使って、あなたも明日からおうちカフェのオーナーになってみませんか?
毎日の一杯が劇的に美味しくなる体験をまずはレンタルから気軽に始めてみてください。
きっと、あなたの暮らしに欠かせない相棒になるはずです。
※記事内の料金やサービス内容は執筆時点(2025年12月)の情報です。最新の価格や在庫状況は、各公式サイトにて必ずご確認ください。

